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07 May05 sat
お客さんたちがパリへ出立したとたんに天気が崩れてきた。今日も朝から降ったりやんだりでなんとなく肌寒い。この間は夏のような暑さだったので、もはや夏を通り越して秋になってしまったのだろうか。 さて、下のブルージュの記事で、origa-56さんより「ギャラリーにある最初のコマでおばあさんが作っているのは何でしょう」とのご質問を受けた。 これはレース編みを作っているところのデモンストレーション。紡錘形のボビンに糸を巻いたものを何本もぶら下げ、これを器用に動かして型紙にさした針のまわりに細かい模様を作り出していく。 もちろん最近のものは機械で作ることがほとんどだが、極細のレース糸を使った細かい模様は手作業でしか出来ないと云う。 それでも古いものに比べると新しいものはどうしても模様が単純になってしまい、かつてのような細かいレースはもう作ることは出来ないそうだ。 写真は少し前にブルージュで買った19世紀のレース。もともとはテーブルクロスのような大きなものだったのを切り離して額装したもの。もちろん大きなほど、またまとまりがいいほど価値がある。部分を拡大して見ると、とてもいい仕事をしていることが良くわかる。
by credenza
| 2005-05-07 11:20
| promenade
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