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15 Apr.05 fri もともとはカメラ友達でギタリストのB氏が最近万年筆を買ったらしい。流石に目の付け所が違っていて、国産のなかなかいい物のようだ。 趣味のカメラの世界にはライカという、なんともまあカリスマがかったカメラがあるように、万年筆の世界にも他の万年筆の多くがそれをまねしてしまったのではないか、と思われるモデルが存在する。衆目の一致するところ、世界広しといえども、たった2つしかない。 そのひとつがモンブラン。別に万年筆に詳しい人でなくても知っているドイツの工芸品だ。何しろ名前が半端ではない。「マイスターシュトゥック」。なんとも心しびれる響きである。そう、意味は「最高傑作」。「万年筆の最高傑作がこれだ」、といわんばかりのネーミング。これを超えるネーミングはそうそう見つかりそうも無い。 モンブランのマイスターシュトゥックにはいくつかの基本的なモデルがあり、主にペン先の太さとペン軸の太さにより番号で区別される。早い話、大中小とモデルが存在した。その最高峰は多くの作家に愛されたマイスターシュトゥック149。これはガンガン原稿用紙の升目を埋めていくために作られた筆記具でほとんどプロ御用達のもの。まさにザ・万年筆の風格十分だ。 書き味、太さ等々一番バランスがとれ、「万年筆の中の万年筆」ともいえるスタイルを持つのがその下の146。一度手にしてみると判るが、これほど手にしっとり来る万年筆は他に無いと思えるほどのバランスの良さだ。これ一本でそれこそ一生素晴らしい文章が書けるのではないかと持ち主に錯覚させるほどの出来だ。吸引式の146をカートリッジ式に改造したモデルが「トラベラー」として登場した147。「究極の究極」のうちのひとつがこの146なのだ。 ただ、146は確かに万能の一本ではあるけれど、日頃これを胸ポケットにさして歩くのはちょっと大げさな感じがしないでもない。西欧人のでっかい手ならまだしも、特に女性だったりすると、まだちょっと手に余る大きさであることもまた事実だ。 そこでもう一回り小さい万年筆、そう、手帳と一緒に持ち歩ける大きさのものが144だ。どんどん価格が改定される中で、最後まで価格据置だった144。随分長い間カタログに乗っていたがとうとう廃番になってしまった。それを引き継いだのが145やショパンモデル。お値段もぐっと上がってしまったようだけれど。 こちらは149は無論、146と比べてもガンガン長文を書くのにはちょっと華奢な感じがするけれど、Yシャツの胸ポケットにさしてもそれ程大きさを感じさせない。手帳にちょこちょこ書き込みするのにも最適だ。 国産の高級品をお求めになったB氏ではあるけれど、やっぱりこの146が気になっているらしい。 モンブランのペン先には4810の数字が刻まれている。これはヨーロッパ最高峰のモンブランの標高である。キャップの天冠には白い雪をモチーフにしたモンブランのマーク。どうでもいいことだけれど、これはとても魅力的なのだ。 B氏の万年筆のペン先には日本最高峰の標高が刻んであると云う。そういうわけで、その隣にヨーロッパ最高峰の標高を刻んだ万年筆が仲間入りする日もひょっとして近いのではなかろうか。 そんなB氏に、20年位前から一本、また一本と手許に集まってきた4本の万年筆の写真を贈る。 上の写真は奥から、パーカー・デュオフォールド、モンブラン144、146、そしてウオーターマン・ルマン100。一寸みにくいけれど、一応ピントは146に合わせておいた。 こちらは順番を変えて、ペン先の大きさがわかるように上から撮ったところ。上から146、パーカー、144、ルマン100の順。 そうそう、モンブランと並ぶもう一方の「究極」はペリカン。そのラインアップは見事モンブランと呼応している。その名も「スーベレーン」シリーズ。すなわち「絶対至高」。146に対抗するのはM800、こいつがちょっと気になっているが、15年使い続け少しくたびれた144に変えて、5年ほど前に廃番になりそうであわてて買ってから使い続けているルマン100もいいんだなぁ、これが(笑)。
by credenza
| 2005-04-15 22:56
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