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5 Mar.10 Fri
あっという間に3月ですね。暖かい日があったかと思うとまた寒くなったりして、いまひとつ体調が優れません。 さて、お友達のネットライフ生命の岩瀬さんのブログ、「生命保険 立ち上げ日誌」を見ていたらおもしろい記事が。 すでにもうあちこちのメディアでも出ており、コメントも多く付いていますが、このブログでも取り上げた彼の近著「生命保険のカラクリ」が出版社のサイトから無料でダウンロード出来るようになっています。もとの記事はこちらです。「書籍は「フリー」になるか」。 著者の意向とはいえ、また、期間が限られている(4月15日まで)とはいえ出版されてまだ1年もたっていない本が只で読めてしまう、というのはすごい試みです。まあ、岩瀬さん自身が語っているとおり、今までだって立ち読みも出来れば、図書館に行けば只で読めることは読めますが、これはやはり一つの大きな実験でしょう。 確かに著者の様に「出来る限り多くの人に読んで欲しい、(従って、印税とかはどうでもよい)」という方にとっては、広報効果もさることながら、まさに理想的な取り組みですし、貧乏な読者としも大変ありがたい取り組みです。が、ではすべての書物がそうなるか、となるとそれはどう考えても無理でしょう。著作業のみで生計を立てている方としてはそれこそ死活問題です。 でも、チャレンジとしてはとてもおもしろいですし、このような試みが特に絶版本に広がっていくといいなぁと思ってしまいます。 読みたい本が「手に入らない」、「読めない」、となると余計に読みたくなるものですし、そのために法外(?)な金額を泣く泣く払って古本屋で手に入れるたことも何度もあります。でもそうなると古本屋が困るでしょうね(笑)。 去年の暮れ、モスクワ出張にでかけた際にクリス・アンダーソン著『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』 を読みました。 粗っぽく一言で要約すると、世の中何でもタダになって、それで新たなビジネスが生まれている、という内容です。結構売れているようですし、様々な「フリー」な商品がなぜ無料なのか、という説明がわかりやすい上に、よくアメリカの本などにある、ただ単に具体例を並べただけでなく理論的な説明も詳しいのでとても楽しめました。そもそもこの「フリー」、アメリカでは出版前にキャンペーンとして一万部はタダでダウンロード出来たようですね。 ただし。 この「フリー」を読んで、改めて気がつくことは、「世の中にタダのものなんて無い」という何ともあほらしい事実です。価値の交換で経済・社会が成り立っている以上、かならず誰かがコストを負担している訳です。その誰かが見えたり、見えなかったりするだけだ、と書いてしまうと身も蓋もありませんが。 では、この岩瀬さんの取り組み、コストを負担しているのは誰でしょうか? 推理小説では「誰がやったか?(Who did it?)」が唯一のテーマです。今回はそれはもう著者に決まっています。では「誰が払っているのか?(Who payed for it?」。果たしてそれは著者なのでしょうか。 それを考えて見るだけでも今回のチャレンジ、随分楽しめます。今度飲むときにご本人に訊いてみよう(笑) #
by credenza
| 2010-03-05 01:11
| 読書つれづれ
26 Feb.10 fri
「ウソには3つの種類がある。ウソと真っ赤なウソと統計だ。」といったのはディズレーリです。要は統計が一番タチが悪いということで、事ほど左様に人は統計にだまされやすい、と言うことでしょう。 つまり統計と言うのは、データの集まりですから何となく説得されてしまう、と言う点につきます。何しろデータは数字ですから、からきし数字に弱い一般人が統計にだまされてしまうのはもうその定義から仕方ありません。 さて、最近あんまりビジネス書には手を出すのをやめたのですが、ちょっと面白かったのはたまたま統計に関する本でした。 神永正博著 『未来思考 10年先を読む「統計力」』。昨年多くの書店で売り上げ上位を争った同じ著者の『不透明な時代を見抜く「統計思考力」』の続編といえる本です。 前著「統計思考力」では、「データを見る」、「データを読む」、「データを利用する」との構成からもわかるとおり、統計の見方、つまりデータ分析の基本をやさしく解説することに重点が置かれていました。それに対して、「未来思考」ではその応用として、「少子化と結婚」、「都市と高齢化」、「仕事と経済」という3つの大きなテーマについて主として人口推計をもとに将来の展望を予測します。 つまりデータの見方から一歩進んで「データから将来を予測する」ことに主眼が置かれており、それにさまざまな角度から分析が加えられています。その結論は、まあそこそこ妥当であるような気もしますが、大切なのはどのデータからどういう結論が導かれるか、という点でしょう。 難しい数式を持ち出さず、平易な語り口の中から感じられるのは、著者が本気で日本の将来を心配しつつも、統計から読み取れる楽観主義を最後まで崩さず、いたずらに不安をあおらずに、日本の将来に対する確固たる自信と期待を持ち続けている点です。問題の所在を明らかにし著者なりの解決法をさらりと示しているところに明るい未来を信じる信念が感じられます。 そして、エピローグの最後に書かれた2行に著者からのメッセージは凝縮されています。「問題を考えるときの最大の罠は、問題にすべきでないことを問題にしてしまうこと、そして問題にすべきことを問題にしないことにあるのです。」 あらかたのビジネス書は処分してしまいましたが、この2冊は手許に残しておきたいと思いました。 ついでに、菅原琢著『世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか (光文社新書)』 。これ、「メディアや政治評論家にだまされるな」とオビにあるとおり、世論調査などのナマデータを深く読み込むことの大切さを教えてくれます。ちょっと難解なところもありますが、中身の濃い力作です。 #
by credenza
| 2010-02-26 00:38
| 読書つれづれ
25 Feb.10 thu
ヴァイオリンの名曲の中で、バッハの「G線上のアリア」があります。これを聞いたことの無い人はほとんどいないでしょう。「G線上のアリア」、もともとは管弦楽組曲第3番の2曲目、「アリア」が原曲です。 オーケストラで演奏されるこの組曲ももちろん悪くないのですが、ヴァイオリン、しかもG線一本で弾く哀愁を帯びたメロディは、最初からヴァイオリンのために作曲されたのかと思うほどのできばえですっかり名曲として定着しています。 さらにヴァイオリンの他様々な楽器でも演奏されます。チェロなんかで聞くといいですね。ずーっと以前にカザルスの録音をアップしたのを思い出しました。これは自分で言うのもなんですが、いい音です。こちらです。 で、このヴァイオリンとピアノのために「アリア」を編曲したのが19世紀のヴァイオリニスト、アウグスト・ウィルヘルミ(August Wilhelmj, 1845年9月21日-1908年1月22日)です。 このウィルヘルミの録音が残っている、といううわさがかねがねありました。たとえば中村稔著「ヴァイオリニストの系譜」に「ウィルヘルミのレコードはイギリスで見たという人もいる・・・」などとあるように昔から噂はあったのですが、なかなかその音を聴いて確かめる機会はありませんでした。とうとう2006年頃に大英博物館のサイトに写真ともに音声ファイルが公開されました。残念ながら、そのときにダウンロードするのを忘れてしまい、その後しばらくして大英博物館のサイトも消去されてしまいました。 ずっと「ウィルヘルミの録音、聞いてみたい」と思いながらなかなか探すこともせず放っておいたのですが、あれこれ検索してみると、あるサイトにあったインターネットラジオ放送のアーカイヴにありました。 聞いてみるとなんだか幽霊がしゃべっているような音ですがなんとかヴァイオリンの音は拾えそうでした。(どなたか大英博物館のHPにあったオリジナルのmp3ファイル、お持ちだったらアップしていただけるとうれしいです。) もともとあまり音の良くないその放送音のmp3ファイルからウィルヘルミの部分を切り出して、あまりにひどい欠落などを少し修正した演奏がこれです。パガニーニ作曲、ウィルヘルミ編曲による「妖精の踊り(Witch's Dance)」。 さて、ウィルヘルミの演奏。すさまじい雑音と不安定な回転の「霧」を通して聞こえてくるのは、堂々とした力強い音です。相当ひずんでしまってはいますが、ヴァイオリンの音自体もとても美しい響きがしています。 というわけで、ウィルヘルミの録音は・・・ #
by credenza
| 2010-02-25 00:12
| Gramophone
21 Feb.10 sun
毎年恒例の中古カメラ市。年に何回か都内のデパートで開催され、以前は毎回のように通っていました。 あ、正式には「世界のアンティークカメラフェア」とか言う名前です。やっぱり「中古カメラ」と言うのとはちょっとニュアンスが違って来るような気がします。 今回も大勢で押しかけようというオフ会のお誘いを頂いていたのでしたが、ちょっと都合がつかず、その代わり土曜日に少しだけ覗いて来ました。 一時に比べて値段もずっと下がっていますが、やっぱり綺麗なライカなどは高値安定ですね。10年前ならヤッと行って買っていたかもしれませんが。ここのところ、あんまりカメラが欲しいという感じがありません。 カメラだって機械ですから、出来れば動かして使ってやりたいものです。でも手許に何台か残っているライカだって、ここ数年はフィルムを通すことは無くなってしまいました。大抵デジカメで撮ってお仕舞いです。 使わない機械をコレクションする、と言うのももちろん判りますが、手許にある何台かのカメラを手にとって空シャッターを切ってみてもなんとなく寂しい感じがします。それもあって、中古カメラ市と聞いてもなんだかなぁ、と言う感じなのです。 最後に買ったまともなカメラはこれ。ライカのIIFでした。これ、究極のお買い得だったので、それ以降何となくどのカメラをみても高いと思ってしまうのも、中古カメラ市にあんまり熱が入らない理由のひとつかもしれません。 とはいえ今回気がちょっと気になったカメラがありまして、買おうかどうかほんの少し迷ったのでした。それはニコンのFM2。マニュアルの小型一眼レフです。ニコンのカメラもあらかた手放してしまいましたが、最初に買ったニコンのFE2は紆余曲折あって(笑)いまも手許にあります。それとペアになる機械式の一眼レフ。 綺麗なボディを何台か見ましたし、値段もそこそこでしたが結局買わなかったのは、たまたま買おうかどうか迷って手にしたボディがあった店で当たった売り手が全くやる気の無いお兄さんだったこと。 あまりに売る気もなさそうな対応だったので、こちらの買う気もすっかり失せてしまったのでした。なんとなくカメラ市全体を象徴しているような感じでした。 #
by credenza
| 2010-02-21 23:46
| promenade
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by credenza
| 2010-02-19 00:23
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