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30 Nov.08 sun
あまりブックガイドなどというものは買うことはありません。なぜなら大抵のブックガイドは一体誰がその本を薦めているかわからなかったりしますし、有名人のお薦め本みたいになると今度は逆に当たり障りのない本ばかりになってしまいがちで面白くないからです。 巷にあふれる編集もののブックガイドは前者ですし、また、文藝春秋の12月号などは後者の例です。いずれもまあ役に立たないと思って間違いありません。他人がどんな本を読んでいるのかはそれでも興味があるところですが。 そんな中、ちょっと面白かったのがこの『私をつくった名著 人生を変えた1冊 黄金のブックガイド』です。 このブックガイドを買った理由は、まずコンセプトがはっきりしていること。 登場するのは今年ビジネス書のヒットを飛ばし、チャリティ・ブック・プログラムChabo!に参加している10名の著者+アルファブロガーの小飼弾さんの11名。それぞれがご自身の専門分野に関する本を何冊か推薦しています。 まあ、ここまでなら巷にあふれるブックガイドと五十歩百歩なのですが、それ以外に「ノンジャンル」としてご自身の専門分野以外の本について紹介されている点がユニークです。それもよくありがちな、単なる本のリスト+数行の解説ではなくじっくりスペースが割かれているため、著者の人となりを良く表す結果となっています。 もちろんそれぞれ専門の分野に関する推薦図書はそれなりに参考になりますが、むしろこの専門外の「ノンジャンル」は、二つの意味で面白いのです。 まず第一に、「本棚を見ればその人がどんな人かわかる」といわれている通り、その著者がどんな本を読んできたか、すなわち「どんな人なのかわかる」という点です。もちろん、これらの著者はお互いに依頼が来ていることを知っているわけですから、わざとポイントをはずして推薦書を挙げることができるわけですから、そういった意味でも著者を知るいい手がかりになります。 そして第二は、最初の点の延長上にあるのですが、「著者の本を読むべきかどうかの判断材料になる。」、と言う点です。それは別に自分の本を推薦しているとか(実際そういう方もいらっしゃいますが・・・)、他の著者のリストに自著が入っているとかと言う問題ではなく、一言で言ってしまうと「こんな本しか読んでないヤツの書いた本は読むだけムダだ。」という根本的な判断材料を与えてくれるからです。 いみじくもこのブックガイドの副題が「私をつくった名著、人生を変えた1冊」となっているとおり、著者が挙げている本が下らない本ばかりだったり、自分の専門書以外にはどうやらまともな本を読んでいないらしい、みたいなことが判ってしまうので、こういう本によって人生が変えられたのならその人生はちと寂しくはないか、と感じさせられる場合だってあるわけです。 そういった意味で、このブックガイドは挙げられている本よりもむしろ、それらを挙げている著者に対するガイドブックになっています。一人当たり紹介できる本の冊数に比べて一人当たり担当のページ数が多いのでいみじくも著者自身のある意味全人格がさらけ出されているといってもいいでしょう。 ちょっと意地悪な見方かもしれませんが、この本の企画は単なるブックガイドにとどまらず、著者ガイドになっている点が秀逸なのです。 「黄金のブックガイド」、果たして全ての著者が黄金なのか、それとも金メッキも混ざっているのか、判断するのは読者のアナタです。 著者一覧 -勝間和代 -神田昌典 -小宮一慶 -酒井穣 -高野登 -竹川美奈子 -久恒啓一 -山口一男 -山田昌弘 -和田裕美 -小飼弾
by credenza
| 2008-11-30 23:41
| 読書つれづれ
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