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02 Nov.06 thu
早いものであっという間に11月。ブリュッセルは暖かかった10月が去るとともに急に気温が下がり、一気に冬に突入した模様です。ようやくうちのアパートにも暖房が入りました・・・ さて、下の記事でtamayamさんからステンドグラスの撮影方法についてのご質問(?)がありました。日本ではあまりお目にかからない被写体ですが、ヨーロッパを旅行されるとあちこちの教会や修道院で素晴らしいステンドグラスにお目にかかる機会もおおいと思います。 何より、わざわざ訪れなくとも、街をぶらぶら散歩していて急に雨に降られたりしたら、とりあえずそのあたりの教会に入って雨宿り・・・その教会のステンドグラスに息を呑む、と言うことはよくあります。 そんな時、ポケットのデジカメでちょこっと撮影しておけば、あとから拡大して描かれている場面をじっくり観察できたりするので興味のある方にはお勧めです。 ところがこのステンドグラス、なかなか綺麗に撮れない!シロモノです。デジカメが普及する前はフィルムを何コマもムダにしてようやく満足のいく写真が数枚撮れれば良いほうで、そんなことなら大きな教会などではお土産屋さんに売っているスライドを買ったほうがはるかに安上がり、などと言うこともしばしばでした。 デジカメになってからはフィルム代を気にすることなく撮影できますが、それでもなかなか綺麗には撮れないものです。特に団体旅行などで撮影時間が限られている場合はあわててしまい、あまりいい写真が撮れない方が多いのではないでしょうか? と言うわけで、ステンドグラス撮影講座です。(と、言う程大げさな物ではありません(笑)) 1.カメラ デジカメなら何でもいいです。ただし、一眼レフはミラーが動きますので、三脚などでしっかり固定しないとどうしてもぶれてしまいます。(ミラーアップが出来る機種は別) コンパクトデジカメで十分ですが、しっかりとホールディングできるようなタイプがより望ましいです。(各社からカード型というか薄型、あるいは縦型のデジカメが多く出されていますが、あれはあまりホールディングがいいとはいえません。個人的な感じですけど。) また、光学式ファインダーが無い機種だと両手を伸ばして、カメラの背にある液晶画面を見ながら撮るスタイルになり、ぶれる可能性が大きくなります。 ちょっと専門的になりますが、できればCCDのサイズは大きい方が望ましいです(ブレが目立たない)が、こればかりは最近どんどん小さくなりますのでどうしようもないですね。 2.カメラのセット(ホールディング)方法 できれば三脚が使えればベストですが、一脚があれば飛躍的に成功率は高まります。無い場合は、柱などにカメラを押し付けて撮れれば安定します。小型の三脚(足がくねくね曲がる物)などを持ち歩いていれば随分助かる場合があります。 それも無理な場合はなるべくカメラがぶれないように、あれば光学式ファインダーを使い、カメラをおでこに当てて安定させるようにします。 3.カメラの設定 オートのままでもそれなりに撮れる場合がありますが、できればマニュアルでセットした方が狙い通りの絵が撮れやすくなります。一言で言えば、「ぶれ難く、かつ露出オーバーにならない設定」です。その設定とは・・・ (イ)できる限り感度を高くし、高速なシャッターが切れるようにする。(オートの場合はカメラがセットしてくれますが、ステンドグラスの明るさにだまされて感度が低くなったりシャッター速度が遅くなり、ぶれやすくなります。)ただし、あんまり感度を高くしてしまうと画質が低下しますので、そこはカメラに応じてできる限り高い感度にする、というのが目安です。 (ロ)ステンドグラスの周りも入れたければ、露出はそのままか+1/2~+1くらい(ただしステンドグラス自体は白く飛んでしまう。)、ステンドグラスをくっきり撮りたければ明るさにもよりますが、-1~-2くらいに露出補正します。デジカメですから何枚も撮影して「適正露出」を探してください。大抵思いっきりアンダー側に補正した方が綺麗に撮れます。 もっとも、ステンドグラスのように、透過光による被写体の適正露出というのは、あってないようなものなので、補正値を変えて何枚か撮ることをお勧めします。一般的にアンダーに補正した方が成功率が高い、と言うことです。 (ハ)ホワイトバランスはオートでもかまいませんが、光線状況によって調整すると色の具合がかなり変ってきます。「太陽光」「晴天」でもいいですが、太陽光線がステンドグラスを透過してくることを考えると意外と「曇り」の設定が使いやすいと感じています。このあたりはカメラの癖と個人の好みですので、いろいろ見比べて見てください。 (ニ)言わずもがなですが、ズームの望遠端はぶれやすくなります。画面いっぱいに被写体を入れたい気持ちはわかりますが、できるだけ近寄って、ワイド端で撮影してあとからトリミングした方が歩留まりがよくなります。 4.シャッターの切り方 三脚などしっかりした土台があれば、セルフタイマーで撮影するのがもっともぶれ難く最適です。手持ちで撮影する場合には運を天に任せて静かにシャッターを切ることになります。どれだけ静かにシャッターを切れるかは訓練次第ですが、息をとめてシャッターを切るよりも、ゆっくり静かに息を吐きながらそっと指の腹( 35mmフィルムを使う一眼レフカメラでは、レンズの焦点距離の半分のシャッター速度(つまり50mm標準レンズだと約1/30秒)が普通の人がぶれずに撮れる目安といわれていましたが、ライカなどシャッターの静かなカメラでは、それから2段くらい、ちょっと練習すると50mmレンズで1/4秒ぐらいまでならぶれずに撮れたものです。 結局、ひたすら場数を踏んでいろんな設定を試してみるしかない、というありきたりの結論なのですが、撮影したら必ず液晶画面で確認することをお勧めします。特にぶれているかどうか、あの画面だけでは確認が難しいので拡大表示して確認することが必要です。 最後に、どれだけ努力しても完全にぶれを止めることは難しい(ほとんど不可能の場合だってあります。)ので、どれくらい大きく引き伸ばしたいか、その引き伸ばし倍率でブレがばれるかどうか、判断して程ほどのところでやめておく、のもコツといえばコツです。 ブログで公開するぐらいの大きさなら多少ぶれていてもたいていの場合、バレません・・・というか、じつはこの点が一番のツボだったりします(笑) ともあれご参考になれば幸いです。 【作例:いずれもサブロン教会のステンドグラス。カメラ:パナソニックDMC-LC1、AF,AE】 【露出補正+2/3段】 横にある柱を写そうとすると、どうしてもプラス補正する必要があります。よーく見るとステンドグラスの周りの壁のグラデーションが中途半端にうっすら出ています。はっきり写そうとするとステンドグラスは真っ白になってしまいます。 【中央部分拡大】 今のままでも顔の部分が白く飛んでしまっています。 【露出補正ー1段】 トリミングしてありますが、ステンドグラスの周りの壁は真っ暗でディテールは出ていません。 【同じく中央部分の拡大。】 顔のディテールもしっかり出ています。
by credenza
| 2006-11-02 06:43
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