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27 sep.05 tue
日本から友人が遊びに来ると「せっかくなので・・・」という理由で、ベルギー料理に連れて行きます。 まずは大抵グランプラスに面したカフェかレストランでビールを飲みながらムール貝をつまみますが、「本格的にベルギー料理を」となるとあまり観光客が訪れない近所のレストランに連れて行くことになります。 この季節、ムール貝が美味しくなってきていますので、ムール料理のバリエーションの豊富な店でこれを堪能することになります。最初はオーソドックスな「白ワイン風」や「クリーム煮」などですが、だんだん慣れてくると「プロヴァンス風(トマトをはじめ野菜たっぷり)」や「カレー風味」などとちょっと変わったものに手を出します。 まあ、お店によってもバリエーションがかなり違ってくるのですが、独断と偏見で言えば「ディアボロ(悪魔風)」などお勧めです。これはアフリカの唐辛子(ピリピリ)を入れたもので、スパイシーな風味が意外といけるので、ビールとフリッツ(フレンチ・フライ)のお供にぴったりです。 ところがブリュッセルの滞在が何日にもなる場合、そうそう毎日ベルギー料理と言うわけにも行かないし、息抜きの日本料理にも行ったし、とはいえあまり遠出もしたくないし・・・ということになると、アパートの近所にある何軒かのレストランに連れて行くことになります。 胃が疲れているときはヴェトナム料理、スパゲティが食べたくなるとイタリア料理、もちろん中華もありますしチュニジア料理のクスクス専門店も近所にあるので選択肢に困ることはないのですが、やっぱりとっておきの所となると、このブログでも何回か取り上げたChez Okiなのです。 フレンチと日本料理のフュージョンと言うのが売りで、メニューも日本語があるのでお客さんにいちいち説明する手間も省けますし、ワインカーヴも充実していて何度通っても飽きません。 というわけで、今晩もちょっと無理を言って席を作ってもらいました。いつもほとんど満席なので早めの予約が必要なのですが、そこはご近所のよしみ、ということでなんとか無理を言って入れていただきました。 料理の方はいつもどおり美味しく、満足です。込み合う時間帯に無理に予約をさせてもらったので、ちょうど次のお客さんが入ってきた頃に失礼してきました。 このレストラン、日本人のオーナーシェフのお店で、上に書いたとおりメニューも日本語なのですが、お客さんはほとんどがこちらの人。この界隈ではイギリス人なども多いのですがほとんどがベルギー人のようで、日本の方は少数派です。 そんな人気を反映してか、最近出版されたこちらの雑誌「ELLE Decolation」の編集による2005年レストランガイドにChez Okiが登場しました。それもなんと表紙にもシェフとマダムが登場し、ガイドブック自体があたかもChez Oki特集のような様相です。流石にあのお味からして、本年度初登場の「顔」として選ばれたのでしょう。 今日、お店に行くと、写真に写っているテーブルにこのガイドブックがさりげなく置いてありました。 宣伝効果抜群なのは大いに結構なのですが、これ以上人気が出て予約が中々入らなくなってしまうと、ちょっと困るなぁ、と言うのが近所に住んでいて時々通っているとついつい出てくる本音なのですが・・・。
by credenza
| 2005-09-27 22:07
| gourmet
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