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21 Apr.05 thu
世界一の古本屋街、神田には到底及ばないけれど、ヨーロッパのあちこちの町にはどうやら古本屋が集まる地域と言うのが大抵存在する。ロンドンのチャリング・クロス街が一番有名かもしれないけど。 ベルギーには古本屋で村おこししてしまったルデュという小さな村まであるが、ブリュッセルのど真ん中、グラン・プラスのすぐ近くにも昔ながらの古本屋が集まっているギャラリーがある。 ウィンドウを見ていると、「古本屋」と言ってしまうのがなんとなく違和感を感じさせるような立派な本が並んでいて、「古書店街」、「アンティークブックショップ(なぜか英語だけど)」と呼びたくなるような雰囲気だ。 ブラッセルの風さんの本屋さん2に出てくる、ギャラリー・ボルティエは19世紀の雰囲気を色濃く残した一角で、通りの両側に古書店が並ぶ。 ベルギーらしく、フランス語、オランダ語の本はもとより、ヨーロッパ各国語の本が並び、見ていても飽きない。古本の山の中の空気って妙に居心地がいいものだ。 一日中ぶらついていて居たいところだけど、あれも欲しい、この本も欲しい、となってきりが無いので、なるべくさっと通り過ぎるようにしている(笑) 例えば、これ。上の段と中段左はジュール・ヴェルヌの初版本。パリ左岸の専門店には負けるが、なかなか立派なものだ。
by credenza
| 2005-04-21 22:11
| promenade
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