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17 Dec.08 wed
フランスのヴァイオリニスト、ジャック・ティボーの代表的名盤の一つにアルフレッド・コルトーのピアノで録音したフランクのヴァイオリンソナタがあります。 これは押しも押されぬ名盤の一つで、例によって野村あらえびすの『名曲決定盤』 (中公文庫) の中では、「この曲のレコードは・・・吹き込みはやや古くとも、ティボー、コルトーの組合せに及ぶものはただの一つもなかった筈である。・・・ティボーのヴァイオリンは、典雅な趣を有することにおいては当代の第一人者である。それは、しばしば弱く、たよりない。が、デリケートな美しさ、技巧を超越した風格、霊感を心から心へ伝える境地に至っては、クライスラーにもない高いものがあるだろう。・・・」と絶賛されています。 もちろん復刻盤のCDもたくさん出ていますが、大抵は1929年に録音されたもので、あらえびすが上の引用で述べているのもこのレコードのことです。 しかし、ティボーとコルトーのコンビはこの曲を電気録音になる前の1924年にも録音しており、こちらの方はすぐ後に新しく音の良い電気録音盤が出たので早く廃盤になったこともあり、今日ではあまり知られていません。 そのためか、復刻盤のCDもなかなかまともなものがありませんでした。(国内盤だと随分以前にEMIから出た「ジャック・ティボーの芸術(10枚組)」に入っていますが、この復刻はいまいちです。) この間銀座の蓄音機屋からのDMでこの復刻盤CDが出ることを知り、ティボーが好きな私は早速買ってしまいました。 このシリーズは新しく作られたHOTOGY-95という蓄音機でSPレコードを再生したものを録音したもので、まあまあ聴ける音で入っています。(この蓄音機の音の良し悪し、好き嫌いはありますが、ことヴァイオリンに関する限り大きな問題はありません。) 後年の録音と比較して、演奏について云々することは野暮というものです。両方を聞き比べ、時に応じて聞分ける、というのが最高の贅沢でしょう。 実はオリジナルのSPは4枚組みなのですが、そのうち最初の2枚だけブリュッセルのガラクタ市で見つけて手許にあります。いつも2枚目が終わるとその先が聴きたくなってどうしようもなくなるので、あまりかけないのですが、ようやくゆったり鑑賞できるCDが手に入り夜中静かに楽しんでいます。 なお、この復刻シリーズによるのティボーの2枚目には後年の電気録音から、ミュンシュと組んだモーツアルトの協奏曲K219などが収録されており、こちらもなかなかの出来映えとなっています。晩年スタジオ録音されたこのK219も愛聴盤のひとつなのですが、仏HMVのSPは意外と貴重盤で蓄音機でいつもいつもかけるのはちょっと気が引けていたので、そこそこの音がするこのCDもありがたいものです。 これらのCDの詳細はこちら
by credenza
| 2008-12-17 23:46
| Gramophone
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